
なぜ Syn9 を作ることにしたのか
こんにちは、ともです。
今日は、なぜ Syn9 を作っているのか、その動機と目指している方向について書こうと思います。
始まりは、妻との小さな不便
Syn9 のきっかけは、妻と予定やメモを気軽に共有したかったことでした。
予定を合わせたり、買い物リストを共有したり、ちょっとしたメモを残したり。日常で自然に発生するこういうやり取りに、しっくりくるアプリが見つからなかったんです。
既存のツールが「使えない」わけではない
誤解してほしくないのは、これは既存ツールの否定ではないということです。
既存のツールにはそれぞれ「強い領域」がある一方で、「家族や友達同士の、ちょっとした日常共有」には最適化されていないなと感じていました。理由は 3 つ:
- 1 件ごとの共有が難しい — カレンダー単位での共有が前提なので、共有すると個人の予定まで全部見えてしまう。1 件ごとに「これは家族と」「これは友達と」「これは個人で」と分けたい場面には向かない
- 招待がメールアドレスベース — 気軽に友達と共有するには、少し堅い
- そして何より、予定とメモが別々のアプリに分かれている
生活の中では、予定とメモは繋がっています。旅行の予定とその持ち物リスト、飲み会の予定とその集合場所のメモ。それを別々のアプリで扱うのが、ずっとモヤッとしていました。
Syn9 が目指していること
ざっくり並べると、こんな立ち位置を狙っています。
- Google Calendar = 管理
- TimeTree = 共有カレンダー
- Syn9 = 共有そのものをラクにする
Syn9 は、予定もメモも 1 件単位で共有相手を選べます。共有先は、友達追加してさえいれば、メールアドレス不要でそのまま送れます。同じアプリの中で予定とメモを行き来できて、共有した相手とはそのままチャットで会話もできます。
「都度共有」を楽にする工夫
Syn9 としては、予定の共有は 「カレンダーを丸ごと」より「1 件ごとに、その都度」 のほうが自然だと思っています。仕事の予定を友達に見せる必要はないし、友達との予定を家族に見せる必要もない。
ただし「1 件ごとに共有相手を選ぶ」となると、毎回それは面倒です。
なので Syn9 には、よく一緒に使う相手をまとめておける デフォルト共有リスト や デフォルトグループ の仕組みがあります。家族・パートナー・いつメンなどを事前に登録しておけば、新しい予定やメモを作る時にワンタップで指定できる。
「1 件ごとに選べる自由さ」と「毎回選ぶ面倒くささ」のバランスを取るための工夫です。
予定・メモからそのままチャット
予定やメモを共有した後、その件で話したくなることってよくあります。詳細の確認、変更の相談、メモの内容についてのやり取り。
でもそのたびに、別のチャットアプリに切り替えるのは地味に面倒です。
Syn9 では、共有した予定やメモから そのままチャットを始められます。話のきっかけになっているトピックがそのまま起点になるので、何の話かが明確で、後から振り返るときも文脈が残ったままです。
2 年使ってみて気づいたこと
実は前身となるアプリを 2 年ほど妻と使ってきました。その上で気づいたのは、「助かった瞬間」を特に覚えていないということです。
これは一見ネガティブに聞こえるかもしれませんが、逆だと思っていて、意識しないで自然に触れているから、特別な瞬間として残らない。買い物の時にどちらかが見るだけで済む、それくらい当たり前に日常に溶け込んでいる。
派手な便利さではなく、意識しないで使える「あって当たり前」の存在になること。これが Syn9 の理想だと、使い続けてみて分かりました。
次の一歩: Koe
そして近々、「Koe」という AI 機能をリリース予定です。
話しかけるだけで予定もメモも作れて、共有まで完了する。 Syn9 のオールインワン構造と AI が組み合わさることで、共有のラクさをもう一段上に持っていきたいと思っています。
詳しくは別記事で書きますが、これが Syn9 の次のフェーズです。
これから
友達と気軽に予定やメモを共有したい人に、Syn9 が静かに役立てたら嬉しいです。完成形ではなく、ここから一緒に育てていけたらと思っています。